テレビをつければ
「米国経済は底堅い」とか
「株価が最高値を更新」なんて、
明るいニュースばかりが流れてくる。
でも、
近所のスーパーに行けば、
野菜もお肉もじわじわ値上がりしていて、
ため息をついている大人たちの姿をよく見かけるんです。
周りを見渡しても、
全然生活が楽になったなんて話は聞こえてこない。
「みんな景気が良いって言ってるけど、いったい誰のことなんやろ?」って、
正直、
少しモヤモヤするし、
なんだか置き去りにされているような違和感があるんですよね。
でも、
ニュースの数字と私たちの生活実感があまりにも噛み合わないのには、
ちゃーんと理由があるみたいなんです。
最近少しずつ勉強している経済の仕組みを調べてみると、
どうやら今の世の中は**
「K字経済」**っていう極端な二極化の真っ只中にあるらしいんですよね。
これって、
例えるなら学校の定期テストみたいなものかもしれません。
クラス全体の平均点だけを見ると
「今回はみんなよくできたね」って見えるんですけど、
よく見たら一部の人が100点を連発して平均点をグッと引き上げているだけで、
大半の人は赤点すれすれでヒーヒー言っている、
みたいな状態なんです。
全体のGDPとか雇用統計という
「クラスの平均点」で見ると、
確かにアメリカの経済は底堅くて好調に見えるんです。
野村證券の雨宮愛知さんも、
「米国の景気の底堅さの裏には、高所得者層が消費を牽引しているが、低所得層はこれ以上消費を削るところがないほど切り詰めている、という二極化が隠れていると思います。いわゆる『K字型経済』です」って指摘されていて、
まさにその通りだなあって思うんです。
具体的に何が起きているかというと、
光が当たっている上のほうのグループ、
つまりAIや半導体といった最先端のIT産業や、
株をたくさん持っている高所得層の人たちは、
株高の恩恵を受けてガンガン消費を続けています。
この人たちの莫大な消費が、
全体の経済指標をぐっと押し上げているんですよね。
一方で、
影になっている下のほうのグループ、
つまり中小企業や非ITの分野で働く人たちや中低所得層の家計は、
住宅や食料、
医療費が高騰しているのに賃金は思うように上がらなくて、
生活必需品の購入に追われて貯蓄の余裕もなくなっているんです。
こうやって構造が分かってくると、
ニュースの景気の良さと私たちが感じている生活の苦しさが、
なぜこんなにズレているのかが少しだけ腑に落ちて、
さっきまでのモヤモヤもスーッと引いていくような気がします。
大きな数字や世間の景気の良さに惑わされすぎず、
その裏で何が起きているのかという仕組みを冷静に知っておくことって、
これからの社会や自分たちの立ち回りを見つめ直すためにも、
すごく大事なことなんじゃないかなって思うんです。
答えはすぐには出ないかもしれないけれど、
まずは足元の現実と大きな数字の裏側を、
じっくり見据えていきたいですね。
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