ニュースアプリをぼんやり眺めてたら、
目が点になるような数字が飛び込んできたんです。
矢野経済研究所の予測によると、
2025年度の国内民間IT投資は16兆7,300億円で、
2026年度には17兆3,900億円にも増えるんだとか。
……いや、
桁が大きすぎて正直ピンとこないんですけど、
とにかく企業はすごい額のお金をパソコンとかシステムにつぎ込もうとしているみたいなんです。
それを知ったとき、
心の奥でちょっとだけ、
静かな怒りが湧いてきちゃいました。
こっちはさ、
今月の推し活のグッズ代をどうしようかとか、
ちょっといい美容液を我慢しようかとか、
そういう細かいやりくりで頭を悩ませているっていうのに。
企業はそんなにホイホイ巨額のお金を使えて、
いいなあ……なんて、
つい八つ当たりしたくなっちゃうんです。
でも、
なんでそんなにお金がかかるんやろって気になって、
ニュースの背景をもう少し調べてみたんですよね。
そしたら、
ただ新しいおもちゃを買って浮かれているわけじゃないことが見えてきました。
まず、
多くのパソコンで使われている
「Windows 10」のサポートが終わっちゃうから、
動かなくなる前に買い替えなきゃいけないというハードウェアの事情があるみたいなんです。
それに、
何十年も使ってきた古いシステム(レガシーシステムっていうらしいです)のままだと、
サイバー攻撃に狙われたりして危なすぎるから、
安全なクラウド上に引っ越したり作り直したりしなきゃいけない。
最近よく聞くAIだって、
ただ使うだけじゃなくて、
会社全体のデータを綺麗に整理する土台を作らないと使い物にならないんだそうです。
おまけに、
深刻な人手不足や物価高、
円安のせいで、
人が足りない分を機械やシステムでカバーせざるを得ないっていう切実な理由もあるみたいで……。
ここでふと気づいたんです。
これって、
なんだか我が家の冷蔵庫に似てるなって。
うちの冷蔵庫、
もう何年も使っていて、
いつパキッと音がして壊れてもおかしくない状態なんです。
でも
「新しいの欲しいな〜」なんて贅沢で買うわけじゃなくて、
「今買い替えないと、中に入ってる食材が全部ダメになっちゃうから、泣く泣く貯金を切り崩して買うしかない」っていう、
いわゆる生活の修繕費みたいなものなんですよね。
そう考えると、
企業が使っている巨額のお金も、
贅沢なご馳走を食べるためじゃなくて、
会社が明日も倒れずに動くための
「必須の安全対策」なんだって思えてきて。
さっきまであったモヤモヤした怒りも、
なんだかすーっとほどけていきました。
もちろん、
企業がそんなに大金を動かしているということは、
巡り巡って私たちの生活にどんな影響があるのか、
少し気になるところではあります。
高いIT投資や人手不足をどうにかするためのコストは、
結局のところ、
私たちが普段買う商品やサービスの価格に少しずつ乗っかってきているのかもしれません。
企業の財布事情も、
わたしたちの限られたお小遣いのやりくりも、
形や規模は全然違うけれど、
「どうにかして未来を回していこう」って頭を悩ませている本質は、
案外同じなのかもしれませんね。
ニュースの向こう側にある大人の事情をちょっと覗いてみて、
そんな静かな納得感に浸る今日の午後なのでした。
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