スマホを開けば、
AIだの半導体だのって、
株価が上がってわーわー言うてる話題ばかりなんです。
画面の向こうでは何兆円ものお金が動いてるらしいけど、
こっちは日々の生活費の値上がりに頭を悩ませてるわけで、
この温度差には正直ちょっと冷めちゃうんですよね。
まるで、
高級レストランで華やかな新作メニューの発表会が盛大に開かれてる裏で、
厨房の水道管がもうすぐパンクしそうなのに、
誰も足元のトラブルに気づいてへん、
そんな浮かれた空気に対する静かな違和感みたいなものが湧いてくるんです。
でも、
ニュースをもう少し丁寧に追っていくうちに、
その華やかなAIブームの足元で起きている
「本当の現実」を知って、
少しずつトゲトゲしていた気持ちがほどけていったんです。
例えば、
千葉県の印西市のお話なんですけど。
ここは
「データセンター銀座」って呼ばれて、
東京に近いし地盤も固いからって、
約30棟もの巨大なデータセンターが集まってきた場所なんですよね。
「データセンターの集積で知られる千葉県印西市が駅前で新設する動きに規制の網をかけ始めた。市内を走る北総線の駅前4エリアで地区計画を変更し、建設を制限する。」(日本経済新聞)というニュースを見かけて、
あ、
そうなんやなって。
最初はただの経済ニュースかと思ったんですけど、
よく読むと駅のすぐ近く、
つまり私たちが普段お買い物したりする生活圏のすぐそばにまで、
巨大なサーバーのビルが建つ計画が進んでるらしくて。
住民説明会では、
夜も響くファンの騒音とか、
排熱のモワッとした空気、
日照が遮られることへの不安で、
かなり議論が紛糾してるみたいなんです。
これって、
自分の部屋のすぐ隣に、
ものすごく熱を発してブーンと唸る冷蔵庫を何台も並べられるようなもんやろか。
いくら
「AIの進化のため」って言われても、
そこで暮らしてる人たちの生活が落ち着かんかったら、
なんだか本末転倒な気がするんですよね。
AIを動かすためのデータセンターって、
ものすごい量の電気を食うし、
広い土地も必要です。
それに地元の人たちとの丁寧な合意形成っていう、
すごく泥臭い
「物理的ブレーキ」が、
今あちこちでかかっている。
株式市場の華やかなニュースの裏には、
こうしたインフラの限界という、
生々しい現実があるんやなって気づいたんです。
投資の勉強をしていると、
どうしても企業の成長性とか、
右肩上がりの数字ばかりに目を奪われがちになります。
でも、
その画面の向こうにある便利なテクノロジーは、
ぜんぶ足元のコンセントや、
それを支える土地や水、
そしてそこで暮らす人たちの生活の上に成り立っているんですよね。
大きなトレンドの裏には、
必ずこういう
「見えにくい摩擦」が隠れているものなんだと思います。
将来大人になったとき、
自分がどんな社会に関わるにしても、
こうした便利さの裏側にあるコストや歪みからは目を背けたくないんです。
華やかな株価のニュースにただ振り回されるんじゃなくて、
足元のコンセントがどこから繋がっているのかを想像できる、
そんな距離感を大事にしていきたいなと思うんです。
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