学校で特定の人気メニューや流行が生まれると、
意外な売店の商品や部活用具にまで連鎖的に影響が及ぶような、
思いがけない波及現象ってあるじゃないですか。
例えば、
お昼の購買で特定のパンがものすごく流行ると、
なぜか全然関係なさそうな隣の文房具屋のペンが売れたり、
部活の水分補給の好みが変わったりするような、
そんな不思議な連鎖です。
いま、
それと似たようなことが、
アメリカの経済や医療の現場でも起きているような気がして、
少し調べてみたんです。
ニュースによると、
米国成人のおよそ10%もの人が、
GLP-1受容体作動薬、
いわゆるオゼンピックやウゴービといったダイエットに関係するお薬を使用しているそうなんですよね。
思っていた以上に身近で大きな広がり方をしているんだなと、
数字を見たときに少し驚いてしまいました。
ただ、
そうやってお薬のブームが広がっていくと、
別のところでも新しい動きが生まれてくるのが世の中の面白いところだなと感じます。
急激に体重が減ることで、
今度は肌がたるんでしまったり、
顔のボリュームが少し寂しくなったりするという現象が起きていて、
現地では
「オゼンピック・フェイス」なんて呼ばれているそうなんです。
そう聞くと、
なんだか綺麗になりたくて始めたはずなのに、
別の悩みが出てきてしまうんだなって、
少し切なくなったりもするんですけど。
でも、
市場というのはそういう人たちの悩みを見逃さないみたいで、
そのたるみやボリュームの低下をケアするために、
ボトックスや皮膚充填剤、
いわゆるフィラーと呼ばれるもの、
あるいは肌の引き締めに関連する製品への需要が、
思わぬ形で押し上げられている仕組みになっているんですよね。
そうやって見ていくと、
最初は
「血糖値をコントロールするお薬」とか
「体重を減らすためのお薬」として作られたものが、
気がつけば美容や医療のセクター全体を巻き込む大きな波になっているのがわかります。
実際に、
ボトックスなどを手掛けるガルデルマといった主要な美容・医療企業たちのポートフォリオをのぞいてみると、
こうしたトレンドがしっかりと業績の成長要因として言及されていたりするんです。
最初は治療が目的だったものが、
気がつけば毎日のスキンケア製品やセルフ注射製品、
さらには美容やウェルネスといった分野全体にまでじわじわと広がっている。
一つの流行が、
まるでドミノ倒しみたいに全然違う業界の景色まで変えてしまうんだなぁって、
なんだか経済の仕組みの奥深さを感じてしまいます。
もちろん、
こうしたブームの裏側には、
医療的な管理やエビデンスに基づく正しい使用がどれだけ大切かという、
専門家からの指摘もちゃんとあるんですよね。
単にトレンドが過熱しているだけではなくて、
将来的な規制はどうなるのかとか、
この盛り上がりがずっと持続していくのかどうかといった懸念の声も、
ちゃんとあちこちから聞こえてきています。
だから、
何でもかんでも
「すごい流行っているから大丈夫」って飛びつくのは少し違う気がするんです。
こういう大きな動きを見るときは、
ただ華やかな部分だけに目を奪われるんじゃなくて、
その背景にあるリスクや冷静な視点も一緒に持っておきたいなと、
静かに画面を眺めながらそんなことを思っているところです。
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